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ウェブディレクターのキャリアパス。Webディレクターにとって最適な転職とは?

転職

今回はウェブディレクター職の方のキャリアパスについて掘り下げて考えたいと思います。ものすごく大変な仕事なんですが、何をやってるかよくわからない、その他の業種へのキャリアチェンジが難しいと転職市場的には難しい職種。そんなディレクターの皆さんに是非読んで欲しい記事です!

ウェブディレクターとは何なのか

これ、現職の方でもちゃんと説明するのって難しいんじゃないでしょうか?ウェブディレクターとはどういう仕事なのか。端的に言えば調整役と言えますね。英語のDirectorは監督ですが、映画監督ほど裁量権は無いのが一般的。エンジニアやデザイナー、プロデューサーやクライアントと色々な要望を取りまとめてプロジェクトを円滑に進めるキーマンとも言えます。

一方、ウェブプロデューサーと言うと、予算の調整やスタッフのアサインメント調整、プロジェクト全体の責任を取るといった役割が一般的です。映画で言うならば、ジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーで、マイケル・ベイが監督です。どうしても映画の場合監督が有名ですが、実際に予算の調整や配役などに最終決定権を持つのはプロデューサーと言われています。

ウェブディレクターはあまり表立って動かないものの、実は無しではとてもプロジェクトは立ち行かないものすごく重要な役割です。

ウェブディレクターのコアコンピタンスとは?

では、ウェブディレクターを複数年経験している人の強みってなんなんでしょうか。私はズバリ、調整力だと思っています。ディレクターの方は気づいていないかもしれませんが、スケジュールやアサインメント以上に、スタッフ各人の意図を汲み取ってスケジュールやクライアントとの調整を行える力を持っているというのはかなりレアなスキルです。転職の面接においても、この能力を中心にアピールしていくことがとても重要であると考えます。

ウェブ業界で求人を出す場合、デザイナーやエンジニアは非常に要件がクリアです。PhotoShopが使えてウェブサイト全体のデザインができる人、であったりPHPを使ってWordPressサイトのカスタマイズができる人だったりと募集要項を明確にできますし、応募する場合も〜のデザインを○年やってました、○○というサイトのフロントエンド・エンジニアを○年やっていましたと言うことで、採用する側も相手のスキルを非常にイメージしやすいものです。

ウェブディレクターにおいては、そのスキルが非常に曖昧なため、ディレクターを募集するという発想に至らない会社も多いのが現実です。しかし、強みは実は調整能力であると考えると、ディレクター以外の職種へチャレンジすることも非常に容易なのも事実です。

ディレクターを募集しない企業たち

デザイン会社ですでにディレクターがいる会社なら、人手が足りないからディレクターを募集しよう!という方向へ向くのはわかります。しかし、実際は多くの企業で本当に必要なのはディレクターにもかかわらず、デザイナーを大量採用しているという事例が最近多くなっています。

なぜデザイナーを採用してしまうのか

ウェブサイトに力を入れよう!となった時に、これまで外注していて社内で採用実績のない会社は十中八九ウェブデザイナーを募集します。確かに、一人でコーディングからデザインまで一通りできる人ならそれでいいでしょう。しかし、手が回らなくなった時に自分以外の人に作業させることができるデザイナーって案外少ないものなのです。

賢い企業はウェブに力を入れなくちゃ!と思ったらディレクターを採用します。ディレクターは自分人ではウェブサイトは作れませんが、広く浅い知識があるので、全体のワイヤーフレームを考えたり、SEOを考慮したり、運用マニュアルを作ったりとなんでもこなすことができます。何より一番役に立つのが調整力です。社内もそうですし、外注のデザイナーやエンジニアをまとめてプロジェクト推進する能力はデザイナーやエンジニアには無いですし、なによりディレクターはその業務に特化しているのです。

デザイナーだけだと手が足りなくなった時にデザイナーを増やす必要がありますが、ディレクターが一人いればある程度の規模までは外注を駆使してビジネスをスケールすることができます。

事業会社で働くメリット

なぜ事業会社でのディレクター職を勧めるかというと、メリットがいくつかあるからです。

受託に比べてゆるい

受託で仕事をしていると、まずは納期が大前提になり、納期を優先するためにユーザビリティやデザイン、機能を諦めなければいけないことは多々あるかと思います。事業会社においては、エンドユーザの満足度が第一ですので、これらの要件をオミットするぐらいなら納期を延期することを選択します。ひいてはストレスが少なく、かつ余裕を持って自分の仕事をすることができるわけです。ゆるいからいいというわけではなく、注力している部分が違うわけです。

給料が高い

受託ビジネスは薄利です。営業利益率的には数%、多くても10%ぐらいのことが多いのではないでしょうか。反面、メディア企業などは利益率が40%〜60%にも上るような高収益の会社がたくさんあります。収益力が高い会社は概して給料も高く、また昇給しやすい傾向にあります。

ビジネスのインパクトが大きい

なにより、事業会社は自分の仕事の成果がダイレクトに会社の業績になりますし、大きなサイトで働くことは社会的なインパクトも大きくなり、キャリアとして非常に有利になります。

こういったメリットは受託系の企業ではなかなかないものです。転職を考えている受託系のディレクターの方は、ぜひともメディア系、事業会社系のディレクター職を狙ってみてください!

事業会社系のディレクターにデメリットはないの?

こう書くと事業会社は天国のように思われるかもしれませんが、もちろん受託系と比べるとデメリットがあります。

共通の敵がいない

悪く書くと、受託系の会社はクライアントという「敵」に対して全員で立ち向かう構図になるので社員同士の仲は比較的良好な傾向が強いです(もちろんこの限りではありませんが……)。

反面、事業会社はクライアントがいないので社内でのいざこざが非常に多い印象を受けます。デザイナーとエンジニアと企画側の仲が悪かったりするとディレクター職は結構苦労が多くなります。内製が多く外注が少ない企業では外の風が入らないので、受託で働いていた身分からすると完全に浮世離れした人がいたりするのでそれはそれで苦労が耐えないのも事実です。

興味ない分野の会社は大変

例えばクックパッドのように、レシピサービスに特化した会社で働くとすると、担当がレシピに固定されやすく他の分野の仕事をすることが難しくなります。事業会社なので当たり前の話なんですが、意外と全然料理好きじゃないのにクックパッド入る人とかがいるのでびっくりします。事業会社を選ぶ時は、自分が興味を持って積極的に働けるかどうかというポイントも重要です。

ウェブディレクターのキャリアパスの理想形

ウェブディレクターのキャリアパスにおける理想形とは何でしょうか。世の中のウェブディレクターの大部分は受託系企業で働き、その後フリーランスになったり受託制作会社を渡り歩いたりしています。ところが、意外かもしれませんが昨今ディレクターの需要は分野によっては急速に高まっています。

いわゆる、非ウェブ系企業の多くがインターネットでのビジネスやコーポレートサイトのコンテンツ充実にあたり、ディレクターの採用を増やす傾向が見られます。しかし、ディレクターの方はそういった採用よりは現職と同じような業務をどうしても選びがちになってしまうため人手不足の状況が続いているようです。

ウェブディレクターは、受託系から事業会社系へステップアップすることで給与のアップや待遇の改善が見込めます。反面、きちんと会社選びをしないとその次の転職において潰しがきかなくなる可能性があることを頭に入れておきましょう。そう考えると、安易に別業界の事業会社(例えば自社製品の通販サイトを担当させられる等)への転職を考えるよりは、ウェブ系メディア企業、ウェブ系事業会社への転職を考えるのが妥当なのではないでしょうか。しかし、このままずっと受託制作をするというのも体力面で辛くなってくることが予想されます。

実際、私の周りでも別業種へ転職した人は企業文化の違いなどで結構苦労して結果ウェブ業界へ戻ってくる人も多くいます。

そういうわけで、ウェブディレクターのキャリアパスとして、ある程度受託で経験を積んでからウェブ系の事業会社への転職というのがステップアップの道として最適なのではないかと思っています。

書類や面接でのアピールポイント

ウェブディレクターの転職時、書類や面接でアピールすべきポイントは、調整力でしょう。エンジニアやデザイナーより高度なコミュニケーションが要求される職種だからこそ、ともすれば器用貧乏になりがちですが上手く調整力、コミュニケーション力をアピールできる書類、自己紹介を作ることが転職成功への第一歩となります。

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