イオン銀行の住宅ローンは金利も最低ではなく団信も0.1%アップでがん診断、疾病保障が0.3%アップとそこまで大きな魅力はありません。しかし、審査スピードと契約から決済までの期間が実はものすごく短く済んだり、専任担当者がついてくれたりと目立たないポイントが結構あります。今回はそんなイオン銀行の住宅ローンについてご紹介します！
イオン銀行の住宅ローン審査スピードは遅い？速い？
イオン銀行の住宅ローン審査は、仮審査1日～数日、本審査は7日～14日と言われていますが、実際にはどうなんでしょう。実際に申し込んでみたところ、事前審査は即日、本審査は3日とものすごく速く対応してもらえました。おそらく、普通に申し込んだだけではダメなので急いでもらえるコツをご紹介します。
審査を迅速に進める方法
事前審査についてはすぐに返事が来てしまったのでわかりません。返済比率を年収の3割程度に抑えることや安定した収入があることは必要と考えられます。
本審査については、当初から決済日まで1ヶ月程度しかないことを伝え、とにかく速く進めてもらうように依頼しました。また、書類の提出が全てオンラインで可能なのがイオン銀行の最大のメリットです。原本を郵送する必要が無いので追加書類がある場合でも役所で取得してその場で写真を撮ってスマートフォンからアップロードすることが出来ます。必要書類はある程度決まっていますので申し込む前に揃えておくのが審査を速く進めるコツです。
アップロードしたファイルは捨ててしまわずにまとめて保管しておきましょう。じぶん銀行など、オンラインで完結する他の銀行への審査に流用することが出来ます。
本審査書類が整ったのが木曜、日曜に追加書類の依頼が来たので月曜朝に取得してその場でアップロード。月曜昼過ぎには本審査通過のお知らせが来ました。非常に速いですね！
イオン銀行は専任担当者制
仮審査を通過すると担当者から連絡が来ます。この人が面倒を見てくれるのがポイント。電話をかけたときに自分の名前を言うといつもその人に繋いでくれるので非常に安心感があります。直通電話はフリーダイヤルですし、プッシュ操作無く誰かがピックアップしてくれるのでストレスもありません。
私の場合日曜に担当の方から電話がかかってきたりしたのでお休みがいつなのかわからないですが休みでもつながる安心感はあります！
契約から決済まで3営業日でOK！
イオン銀行は契約から決済までたった3営業日で対応してくれます。実際には店舗での契約が必要なため、店舗でのアポ予約が3営業日前＋決済日まで3営業日必要なのですが、それにしても非常にスピーディーに契約できます。他の銀行と審査を並行して比較する必要があるときに非常に有利ですね。
金利や団信はイマイチ
イオン銀行は他行が変動0.457%の中、0.52%とちょっと割高です。3,000万円借りると月の返済額は800円ぐらい違う感じですね。団信はがん診断でローン残高が半分になるものが0.1%アップ、8大疾病保障がついたものが0.3%アップになります。じぶん銀行ではローン半額免除が追加金利なしでついたり、疾病保障がついてくる住信SBIと比較するとちょっと見劣りします。
ただし、SBIの疾病保障は入院状態で12ヶ月経過しないとローンがゼロにならなかったり、がん診断ではローンがゼロにならないなど、保証の範囲がちょっと狭いです。
イオンでの買い物が5％オフになるのがポイントですが、残念ながら最初の5年だけなので注意が必要です。
利用条件
イオン銀行の住宅ローンを利用するには条件があります。必須条件として2つ。
- イオンカードセレクトを申し込む
- インターネットバンキングの登録をする
すでにイオンカードセレクトを持っている人ならクリアしていると思いますが、ない人は作成すると良いでしょう。
そして以下の中から1つ条件を満たす必要があります。
- 給与振込口座にする
- ローンカードを作る
- 投資信託口座および外貨預金口座の開設
給与振込口座にするのは何かと手続きが面倒ですが、投信口座の開設などはハードルが低いですね。
イオン銀行はこんな人にお勧め
審査スピード、決済スピードが非常に速いので中古マンションの購入などでローン審査を急いでいる人にはぴったりです。また、イオンでよく買い物をする人は5年限定ですが5％オフになります。これ、20日、30日の5％オフの日に買い物をするとさらに5％オフされて10％オフになります。
金利は多少高いですがイオンで何でも買い物する人であればローン3,000万だと0.457%と0.52%で返済額が30万円ぐらいの差になるので年間100万買い物したら5万円引きになり、5年間で25万円となるので検討対象には十分だと思います。
繰り返しになりますが他のネット専業と違って店舗で相談できるところもメリットの一つです。是非検討してみましょう！
