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転職を考える前に、自分がやりたいことを考えよう。 | 転職のすべて 連載第1回

転職

はじめに

転職を考えるときとは、どんな時でしょうか?上司のパワハラが酷い、給料が安い、違う仕事がしたい、親の介護で引っ越さないといけなくなったなどなど、転職理由は様々です。転職を成功させるには、様々な準備が必要です。準備無くして転職は成功しません。その場の思いつきで会社を辞めたり、第1志望の会社に面接に行ったとしても、100%いいことはありません。

今まさに、仕事嫌だな、もう続けたくないな、と思って明日にでも会社を辞めようとしているあなたは今すぐその気持ちを懐に収めて一度落ち着いてください。この連載は全ての転職を志す人に向けて今まで私が面接や書類選考をほぼ100%通過してきたノウハウ、そして面接官として採用に関わってきた経験を共有し、一人でも多くの人が幸せな転職ができるようにすることを目的としています。

転職エージェントの利用方法から履歴書、職務経歴書の書き方、面接の準備、面接での受け答え、そして最後の給与交渉まで。そんなに長くない話なので、ちょっとだけ会社を辞める前にお付き合いください。辞める前に読んでおいて絶対損のない話です

採用活動をしていると、「なんでこんな書類で応募しようと思ったんだ!」とか、「この人NO準備で面接来てるじゃないか!」みたいなことが日常茶飯事なわけです。仕事をしてみたらきっといい人なんだろうな、とかたぶん仕事できる人なんだろうなと思うことは多いのですが、残念ながらそれでは選考を通過することはできません。「自分はできるから今まで通りにやればわかってもらえる」では駄目なんです。いかに自分が出来る人かを表現するのが転職です。ぜひともその表現方法をこの本から読み取ってもらえると嬉しいです。

転職しよう!

かつての日本は終身雇用制度が充実しており、一度入った会社はそうそう辞めるものではなく、仕事のできない人でもなんとなく給料が上がっていき退職時には年収は1000万円、退職金は3000万円なんて時代があったらしいです。私は2000年代前半に大学を卒業した就職氷河期世代なのでよく知らない世界です。

今の時代、一つの会社を定年まで全うする人は2人に1人と言われ、多くの人が転職を経験するようになりました。よく、転職したことない人からは「転職って怖いですか?」「転職して給料下がるんじゃないですか?」などと質問を受けることがあります。転職は決してネガティブなものではありませんし、怖がるものでもありません。今の環境を変えたい、もっと自分にあった仕事をしたい!と思っている方は、決して我慢することなく転職を前向きに捉えて検討してみましょう。

ただし、一つ大事なことがあります。転職には失敗もありえます。給料が下がるならまだ良いですが、労働環境が悪化する、人間関係が悪い会社に入ってしまうなど、「転職しなきゃよかった!」と思ってしまう転職をしてしまう可能性もゼロではありません。転職は、究極の自己責任です。もし環境が悪くなったとしても、誰のせいでもありません。その会社を選んでしまったあなたにすべての責任があります。

あとで詳しく書きますが、転職エージェントは口八丁手八丁で適当な会社を勧めてきます。それを受ける受けないの判断はあなた次第。最後に入社する意思を示すのはあなたです。この本では、転職先の会社をじっくり調べることをおすすめしています。パッと見た感じや世間のイメージだけで転職先を決めてしまうことは決して良いことではありません。

転職先ややりたいことを考える

この記事を読んでいるということは、転職を考えているということですね。転職を考える上で、ネガティブ理由にせよポジティブ理由にせよ、転職先がイメージできなければどうしようもありません。競合ですか?全く違う業界ですか?自分のこの先やりたいことは、本に教えられることではありませんので自分で考える必要がありますが、ちょっとしたお手伝いをしたいと思います。

競合企業へ転職すること

実は転職する際に一番好条件で転職できるのが競合企業です。これは当たり前の話で、競合企業のノウハウを知っている人が入社するのはどこでも大歓迎です。給与も上がる可能性が高く、役職がつく可能性だってあります。

反面、競合企業への転職は多くのものを求められるため本当に仕事ができる人である必要があります。中途採用において、採用する側は即戦力を求めています。まして競合企業から同じ業務ができる人が入社してくる場合は、より多くのものを求められることになりますので競合企業への転職は諸刃の剣とも言えます。さらに、現職で競合への転職が制限されている場合がありますので、こっそり入社時の資料などを確認してみましょう。

同業界、別分野への転職

まったく同じ業務ではなくとも、別分野への転職は現業のノウハウが多少活かせることもあり条件は悪くはなりません。例えば、IT業界であればSIerからウェブ業界へ転職するようなイメージです。これまでJavaやC#などで業務を行ってきた人がJavaScriptやPHPを使うような感じですね。使う言語は変わりますが、その反面前職の経験を活かせるシーンも必ずあるでしょう。何より、書類や面接において経験をアピールすることができます。

競合企業への転職だけを考えている人も、ちょっと別分野へ目を向けてみるのもありかもしれません。新たな可能性に挑戦するのは刺激があって楽しいものです。また、今まで見えなかった自分の特技を伸ばせる場合もあります。

別業界への転職

別業界への転職を考えている方、最も苦労しますし転職で給与が下がる可能性が非常に高くなります。そのリスクを負った上でも今の仕事に不満があり今よりもやりたいことがあるということですよね?給与が下がり生活レベルを下げる必要があったとしてもやりたいことがあるというのはとても良いことです。ネガティブな状況をポジティブに変換するパワーが必要です。

私も一度、別業界への転職をしたことがあります。給料は下がりますし今まで大きな顔をしていられたのが一介の新人になってしまうというのは精神に非常に大きなダメージを食いますが反面、勉強することの楽しさや自分の得意なことをその分野へ活かせたときの喜びなどは言葉に代えがたいものがあります。しっかり自分の強みを活かすことができれば一気に収入も元に戻りますしあまり心配することはありません。

ただし、転職が失敗した場合、元の業界へ戻ることが難しくなることも事実です。別業界への転職は覚悟が必要なのも事実です。

 やりたいことって何ですか?

転職してやりたいことなんかない、今の状況に不満があって転職したいだけなんだ。そう思う方、とても多いと思います。確かに、転職を考える人の多くは今の状況、残業時間が長い、上司がクソ、会社がクソ、仕事が面白くないといったネガティブな感情を持って転職したくなる人がほとんどです。今の仕事に満足してたら転職しようなんて思いませんよね。

ここで言うやりたいことは、ぶっちゃけ嘘でも構いません。ただ、嘘をつく上で必ずその嘘はつき通す必要がありますし、筋の通ったな内容でなければいけません。嘘に自信のない人は、できるだけ自分の思いに忠実に考えたほうが良いでしょう。

転職する上で、ある程度の嘘はポジティブに作用します。派遣社員だったけど正社員だったと偽るような嘘はすぐにバレてしまいますが、副担当だった仕事をメイン担当でしたと偽ることはあまりバレる心配がありません。もちろん、リーダー職であったと嘘を付くからにはリーダーとしての発言ができるという前提ですが、ある程度可能な嘘はついてもいいんじゃないかというのが私の意見です。

書類選考する側からしてみると、書類選考時に入社してからやりたいことなどは確認しませんが、面接のときは絶対に確認します。「あなたはこの会社に入って何がしたいですか?」といった具合です。多くの人は、適当に上辺だけの理由を述べてきます。「お客様に喜ばれる仕事をしたい」「コミュニケーション能力を活かして御社のビジネスを推進する仕事がしたい」などです。こういう一般的な回答は全くもって筋が通りません。「それは競合他社でもできる仕事ですよね?」と質問すると必ず答えに窮してしまいます。面接を受ける会社のことを研究していないからですね。選考官は誰でも考えられるような志望動機は見飽きているのです。

「入社したらやりたいことはなんですか?」この質問に筋が通った回答ができるというのは最低条件です。

転職先とやりたいことを考える上で大切なこと

ここでは転職先の3つのパターン、やりたいことって何?ということをご紹介してきました。まだ転職活動は序盤です。100%やりたいことや業界が決まってなくてもいいのですが、転職エージェントなどに相談しに行くにあたって、最低限転職する理由だったり(表向きの理由ではなくネガティブな本当の理由で構いません)、転職してやりたいこと(これも本当の理由で構いません)をぼんやりと考えておきましょう。

大切なのは、自分は絶対転職するんだという強い意志と、その意志の根拠となる理由が必要であることを自覚するということです。転職活動は人生の経験としては良いものですが、楽なものではありません。何となく嫌だから、何となく給料が安いからという理由で安易に活動していては必ず面接で暴かれてしまいます。いかがでしょうか?1次面接を通過できなくて悩んでいる方、きちんとした志望動機や転職理由ができていなかったりしませんか?

もちろん、多くの人がネガティブな思いを持って転職活動を始めています。今の仕事にネガティブな感情がなければそもそも転職なんてしなくていいわけです。しかし、転職活動を成功させる人はそれをしっかりポジティブな転職理由に昇華させられる人です。(上辺だけでも)とにかくポジティブに!まずはそこから始めてみましょう。

連載第1回はここまでです。この後、履歴書の書き方や面接準備、面接の受け方などをご紹介していきます。お楽しみに!

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