イントロダクション
Keychron K3 JISは、2021年にKeychronがリリースしたコンパクトなワイヤレスキーボードです。このキーボードは、日本語配列に対応しており、Mac、Windows、Android、iOSのすべてのデバイスと互換性があります。この記事では、Keychron k3 JISの特徴、利点、欠点について詳しく説明していきます。
デザイン
Keychron k3 JISのデザインは、美しくシンプルです。キーボードは、底面はプラスチックですがフレームはアルミニウム合金の製造でできており、キーキャップはPBT素材でできています。キーキャップは、独自の曲線を持ち、タイピング時の快適性を高めています。また、キーボードは、RGBカラーのLEDが備わっており、通常必要なさそうなぐらいピカピカ光らせることもできますし、おとなしく白色に光らせることもできます。実用性はほぼないですが使ってて楽しい感じはします。ネタにもなるので面白いです。
機能
Keychron k3 JISには、多くの機能があります。最大3台のデバイスに接続でき、ワンタッチで切り替えることができます。また、Bluetooth 5.1技術を採用しており、より高速で安定した接続が可能です。キーボードには、キースイッチの選択肢があり、静音型の赤軸、クリッキー型の青軸、タクタイル感の茶軸の中から選ぶことができます。バッテリーに関してはまだ未知数です。キーボードは10分放置してるとスリープモードになり(解除可能)、スリープからの復帰は大体5〜10秒ぐらいかかります。HHKBの時はスリープを解除してたんですが、K3はバッテリーの駆動時間が短そうなのでとりあえずスリープは使う運用をしています。このあたりは見えてきたら更新します。
充電に関してはTYPE-Cでできるので特に困ることはありません。また、USB接続すれば普通に有線のキーボードとして利用できるのでUEFIでの利用も可能です。ロジクールのMX MECHANICALのようなUSB接続のドングルはないので、有線orBluetoothになります。
利点
Keychron k3 JISの利点には、以下のようなものがあります。
日本語配列に対応している
Keychron k3 JISは、日本語配列に対応しているため、日本語キーボードを探している方にとっては非常に便利です。75%スタイルで薄型メカニカルのJISキーボードはこれとロジクールのMX Mechanicalぐらいしかないです。さらに、17,000円ぐらいとかなり安いわりにLEDが光ったりホットスワップ対応だったりと多機能です。
尊師スタイルでの利用
ノートPCの上に乗せて使う尊師スタイルですが、MacBook Pro14インチに乗せたところキーボードブリッジ不要で特にキーが不正に入力されることもなかったです。一応カラビナでKeychron接続時は本体KBは無効にしていますが、特に問題なさそうでした。ただ、Touch IDは押せなくなります。
変態配列のキーボード
Keychron k3 JISの唯一にして最大の問題は変態配列のキーボードです。Enterの横に1列キーがあり、Pageupやhomeなどが押せるのですが、これはマジでいらないです。Macのみで使うならカラビナでキーアサインをキーボード限定して変更すれば別の機能として使えますが、VIAには対応してないのでキーボード側でマッピングを変更することはできません。
また、スペースバーが無駄にでかいのもちょっと不便です。本来英数かなキーがある場所がスペースバーで埋まってて、左右によってるのでミスってスペースを入れてしまいます。まぁこの辺は慣れかなと思いますがダメな人はダメそうですね。
一番ヤバいのは矢印キーです1行に上下左右が押し込まれてるのでこればっかりは慣れないと使えません。自分は結構変態配列でも慣れれば使えてしまうので1週間使ったら慣れてしまいましたが、逆に通常配列のキーボードに戻ったときにミスタイプを頻発するようになってしまいました。尊師スタイルで使えば良いのですがキーボードを持ち歩かないといけないというデメリットが生まれてしまいました。
HHKBと比較してどう感じたか
以前はHHKBを使ってました。キータッチは軽くなり、パームレストもいらなくなります。HHKBは配列が王道なので特に慣れは必要としませんでしたが、こっちは変態配列なので多少慣れが必要です。あと、慣れちゃうとほかのKBを使うときにちょっと不便です。価格的にはHHKB Hybrid Type-Sだと3.6万円ぐらいしますが、こっちは1.7万円ぐらいとかなり安く、薄型なので持ち歩きもそこそこできてファンクションキーも使えるところが便利ですね。スイッチ自体は赤軸ならHHKBの静音と比べても打鍵音はかなり押さえられてる気がします。ノートPCのキーボードと比べるとどちらも打鍵感は格段に違いますが、コストパフォーマンスで言えばKeychronはHHKBの半額以下なのでいいですね。
まとめ
Keychron k3 JISは薄型メカニカルでJIS配列を探している人にはMX Mechanicalとほぼ2択になるキーボードです。あっちを使ったことがないのでわからないですが、両方とも変態配列で同じ、LEDはこちらがRGBなので勝ち、恐らくバッテリー駆動時間はMXの方が上、矢印の変態はこちらだけ。となるともはやMX Mechanicalを選ぶ方が幸せになれる気がしますが、こっちの方が若干安いのとデザイン的にはオレンジのESCキーなどカッコイイ感じはします。確実に万人にお勧めできる感じではないのですが人と違ったキーボードを使ってみたい方、LED光らせて自己満足に浸りたい方には間違いなくおすすめです。