じぶん銀行の住宅ローンはその変動金利の低さと審査のスピードで有名です。実際に正式審査を申し込んでみたので実際のやりとりなど、気になるところを書いてみたいと思います。
じぶん銀行の住宅ローン審査スピードは遅い？速い？
じぶん銀行の住宅ローン審査は、仮審査1日～数日、本審査は5日程度と言われていますが、実際にはどうなんでしょう。実際に申し込んでみたところ、事前審査は即日、本審査は土日挟んで5日（3営業日）とものすごく速く対応してもらえました。おそらく、普通に申し込んだだけではダメなので急いでもらえるコツをご紹介します。
審査を迅速に進める方法
事前審査についてはすぐに返事が来てしまったのでわかりません。返済比率を年収の3割程度に抑えることや安定した収入があることなどが重要です。じぶん銀行はイオン銀行と同様にネットでのアップロードのみで書類提出ができるので、住民票などの取得費用が節約できます。
今回、決済希望日を伝えて急いでいることを伝えましたが、途中で他の銀行から正式審査通過の連絡が来たので、それを伝えてさらに急かしてしまいましたが、こんなに早く審査結果をもらうことが出来ました。店舗型の住宅ローンもそうですが、放っておくと後回しにされることもあるので、コミュニケーションが重要です。
決済希望日の５営業日前までに契約すればOK
契約は決済希望日の５営業日前まででOKということで、3営業日前に店舗で契約するために3営業日前に予約する、つまり実質6営業日前に手続きを始めないといけないイオン銀行よりもスピーディーに契約できます。
ただ、全く人と会わないで契約することはできなくて、事前に司法書士と面談をする必要があるとのことです。決済当日もこの司法書士が契約を確認して銀行に電話をかけ、振り込みが実行されます。
振込先を事前に登録する必要がありますので、中古物件の場合は売主さんの銀行口座情報が必要になります。
変動金利と団信内容がいい！
じぶん銀行は変動金利の低さが業界でも1，2を争います。また、金利上乗せなしでガン診断時にローンの半額が免除されるガン団信に、疾病保障（180日以上の入院）がついてきます。住信SBIでは1年の入院が条件になりますので保障が手厚くなります。
さらに、0.2％上乗せでがん診断時に100％免除、0.3％上乗せでがん診断100％＆ガン給付金と生活習慣病保障などがセットできます。選択肢が多いのもいいですね。
面倒な利用条件がない
じぶん銀行の住宅ローンは他行にありがちな優遇金利を受けるために給与振込口座にするといった条件が一つもありません。その上、他行からじぶん銀行口座へ自動的に資金を移動するサービスまで無料で利用できます。メインバンクを変えるのが面倒な人にもぴったりのサービスです。
auユーザだからといって破格の割引があるわけではない
じぶん銀行はKDDIと三菱UFJの銀行ですのでauユーザーには多少優遇がありますが、500円引きと格段に割引率が高いわけではありません。格安SIMを使う方が安くなりますのでじぶん銀行の住宅ローンを利用するためにauに乗り換える必要は無いと思われます。すでにauを使っている人はau住宅ローン（中身はじぶん銀行の住宅ローン）を利用すると良いでしょう。
じぶん銀行の住宅ローンはこんな人におすすめ
じぶん銀行の住宅ローンは変動金利の低さが最大のメリットです。また、メインバンクをじぶん銀行にする必要も無く、クレジットカードなどを作る必要もありませんので、すでに決まったメインバンクを動かしたくない、でも変動金利の安いところがいいという人におすすめです。
必要書類はネットでアップロードできるのもメリットの一つ。スマホで撮影でもいいですが、家にスキャナがあるととっても便利です。スキャナ付きでも6,000円しないプリンタもあるので、検討しましょう。
逆に店舗でじっくり相談したいと言う人には向いていません。変動金利のデメリットや団信の内容についてじっくり確認したいような人は店舗型のイオン銀行などを選ぶと良いでしょう。
イオン銀行もじぶん銀行も審査が非常に早いことが今回わかりましたが、金利や団信の内容を見るとじぶん銀行の方に軍配が上がると思いました。審査のスピードは多少じぶん銀行の方が早いですがどちらも早く、書類も1部で2行申し込めるので中古マンション購入などで融資を急いでいる人は両方申し込んでみるのが良いでしょう。
