使ってわかった、Dysonコードレスのメリット・デメリットとマキタとの比較

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Dysonのコードレス掃除機を購入したので、今まで使ってたPanasonicのコード付きやマキタのコードレス掃除機と比較しつつ、Dyson人気の秘密とデメリットをめちゃくちゃ簡潔に探ってみました!

ダイソンの吸引力は強くない

ダイソン=吸引力が強いと覚えている人って非常に多いと思うのですが大きな間違いです。大体、バッテリー使用の掃除機とAC100Vの掃除機でバッテリーの方がいいわけがない。「吸引力が衰えない」だけであって、強いわけではないことを先に知っておく必要があります。

Dysonのラインナップ

Dysonは現行機種が非常に多くわかりにくいのが難点です。ソフトローラーヘッドのFluffyモデルを比べても、V11/10/8/7があり、最新のV11は7万円、V10以下は大体4.5万~5万円ぐらいとあまり変わりがありません。最初に買うならソフトローラーヘッドのモデルがいいので、お金に余裕があればV11か最新のDigital Slimがいいでしょう。予算的に厳しければ、V10がいいと思います。

ヘッド商法

Dysonはアホみたいにノズルが付いてくるのですが、フローリングの家ならモーターヘッド以外はせいぜいブラシと隙間用ぐらいしか使わないと思うので、最低限のモデルで十分です。絨毯敷きの家ではそもそもコードレスのDysonでは力不足なので普通の紙パック掃除機を買いましょう。どうしてもというのであれば、ダイレクトドライブモーターヘッドがついたモデルがオススメです。

ただし、モーターヘッドは高いので(1.5万円ぐらいする)セット価格も10万円超えてきます。コードレスで10万円ってのはちょっと納得感が無いですよね。

ただ、コンパクト(ミニ)モーターヘッドはパイプなしで直付けするとソファや布団掃除に便利なのでオススメです。特に、布団ってコード付き掃除機だと取り回しが悪くて掃除しにくいんですが、コードレスとミニモーターヘッドの組み合わせは集塵力も申し分なくオススメです。

Dysonは重いのか?

よく、Dysonのコードレスは重いと言われますが、本当に重いんでしょうか?結論から言うとめちゃくちゃ重いです。

絶対的な重量が重い

まず、Dysonのコードレスは基本的に2.2kg~2.5kgあります。最新のDigital Slimは1.9kgですがそれでも重い。さらに、モーターヘッドもそこそこの重さがあるので全体重量が非常に重いという欠点があります。マキタのコードレスは概ね1kg前後なので非常に軽く取り回しがいいです。

ちなみに、国産高級ハンディタイプの日立のものは1.3kg程度です。

バランスが悪い

本体重量が重いのはあるんですが、さらにそれを悪化させるのがバランスの悪さです。Dysonはトリガータイプで要は拳銃を構えるような持ち方をします。結果、手首の上下方向にかなりの重量がかかります。

マキタやHikokiなど、国産コードレス掃除機はかばんのようにハンドルを上に持ち上げる方向へ力がかかるため、手首ではなく腕全体で重量を支えます。このため、本体重量が軽いのもあって非常に取り回しが良くなるわけです。

トリガースイッチが疲れる

ただでさえ手首に負担がかかるのですが、さらに酷いのがスイッチを引いている間だけONになる仕様です。マキタはボタンを押したらONになり、もう一度押したらOFFになります。Dysonは引きっぱなしじゃないとスイッチが入らないので掃除している間ずっとスイッチを引いていないといけません。これはなかなか大変です。

Dysonのコードレスは最新機種になるほど連続使用時間が伸びて40分ほど使えるようになっていますが、正直この重さ40分使える人なかなかいないです。男性でも20分以上は厳しいでしょう。

ごみ捨てがめんどくさい

まず初見でごみ捨てが絶対できない複雑構造。モーターヘッドなどのロングパイプがついていると、最新のストレートタイプではゴミ捨て不可、旧型でもゴミ箱周りにかなりの余裕がないとできません。マキタはヘッドついたまま普通に外せるんですが…しかも3ステップぐらい工程があるのでややこしいこと。。ゴミ捨て頻度が高いサイクロン式なのでそこはもっと簡単にできるのでは?という気がします。

挙げ句、ストラップや壁面マウントが一切ない

めちゃくちゃ重くて取り回しが悪い上に、ストラップや壁面ネジ止めマウントが一切付属しません。わけわからんノズルつけてくるぐらいならそっちなんとかしろよって感じですが、スタンドがサードパーティーから4,000円~で出ています。

 

Dysonのいいところって何?

最初に悪いところを書きましたが、いいとこもあります。

コードレスの割に吸えてる

特に布団掃除した時に思うのですが、コードレスの割にゴミが吸えている気がします。恐らくですが、Dysonは限られた吸引力を効率的に活用することに注力しているのだと思います。特にモーターヘッドの威力がすごい。なので、21Vのバッテリーですが同等のマキタより吸えているように感じます。もちろん、透明のゴミビンなどで「吸えた感」を出しているのも事実です。この辺マーケティングが非常にうまい。布団掃除した後の「やったった感」はすごいですね。

モーターヘッドが結構頑張ってる

ソフトローラーヘッドもモーターヘッドも、コードレスの割にはかなり頑張ってる方だと思います。その分モーターヘッド系を使うと軒並み1/3ぐらい稼働時間がもってかれるのですが、限られた吸引力の中で効率的にゴミを浮かせて吸うことに注力しているのだと思いました。ただ重いです。1往復でゴミを根こそぎ吸えるのはおそらく吸引力じゃなくてモーターヘッドのちからだと思います。

猫砂が吸えるようになった

ソフトローラーヘッドが出る前は、ちょっと大きめの猫砂が吸えず、猫飼い界ではDysonはクソみたいな風潮が強かったんですが、Fluffyシリーズが出てから変わりましたね。結構な量の大きめ猫砂吸っても大丈夫です。ただ、ゴミ溜めの容量は少なめなのでバリバリ吸い上げると一杯になるので要注意です。

音が静か

Dyson=めちゃくちゃうるさいという先入観があったので、実際に使ってみてびっくりしました。標準モードなら深夜使っても問題ないと思います。マキタよりも断然に静かです。

布団掃除モデル

Dysonには布団掃除モデルとしてV7 mattressというものがあります。これ、普通のV7にミニモーターヘッドがついているだけなので、パイプとソフトローラーヘッドを買えば普通のV7になります。本体が3.4万円、ヘッドが1.3万円、パイプが7,000円ぐらいなので、5.4万円でミニモーターヘッドとソフトローラーヘッド付きのV7になります。

ミニモーターヘッドは7,000円ぐらいなので、V7 fluffyを3.4万ぐらいで買ってミニモーターヘッドを買い足すほうがmattressにソフトローラーヘッドを足すよりもお得です。

前にも書いてますが布団掃除はワイヤレスのほうが断然便利なのでおすすめですが、これも重いので女性だと結構厳しい気がします。

おすすめモデルは?

やはりおすすめは最新じゃないけど1個前のV10 Fluffyでしょう。フローリングならこれかっとけば大丈夫です。4万円台で価格的な納得感もあります。

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