このサイトは基本的にアフィリエイトサイトな訳だが、管理人がとにかく熱くなってしまうものはアフィリエイト関係なく紹介していきたいと思っているクソコラムの第一弾がストレンジャーシングス。Netflixはアフィをやってないので100%個人の主観である。なのでなにかを絶賛してたとしたらそれは100%個人の絶賛であってNetflixを契約させたいわけじゃ無いことだけは心に留めておいて欲しい。っていうかこのサイトではほんとにいいものしかアフィリエイトで勧めてないのでそこんところよろしく。
ちなみに、先々月ぐらいにゲースロ(Game of Thrones)の最終回も観たんだけど、あまりにも納得いかない結末とKING in the northのあまりに無策・無能っぷりにぶち切れて何かを書く気力が無くなってしまったことだけはここに記しておきたいと思う。興味ある人はAmazon Primeで是非見て欲しい。ちなみにこっちはアフィリンクなのでよろしく。
ストレンジャーシングス(Stranger Things)とは
ストレンジャーシングスはNetflixオリジナルで製作されている米国産ドラマシリーズで、現在最新シーズンは3。80年代を舞台にして平行世界的、怪物、ファンタジー的な要素が好物な人は食いついてまず間違いないドラマ。もっと言うと、自分はわりと怪物ものとかあんま好きじゃ無いけど見始めたら止まらなくなってしまったので万人にお勧めできるのかもしれない。特にグーニーズ、ITなどの子供が活躍するアドベンチャー系ドラマと考えてもらうととてもわかりやすい。
シーズン最新作、シーズン3をとりあえず見ろ!
のっけからアツくなってしまったが、シーズン3を未見の方でシーズン1,2は観たという人はこんなクソコラム熟読してないで今すぐNetflixにログインした方がいい。こいつは間違いなく今まで一番面白く、テンポが良く、一気観に適したシーズンだからである。ちなみに、それでも読んでみたいというのであれば当記事はネタバレ一切なしを目指しているので安心して読んでみて欲しい。
時系列的にはシーズン2が終わってからちょっと経っていて(はっきり覚えてない)、ナンシー(マイクの姉)と名前を忘れたけどウィルの兄のカメラオタクは新聞社に就職している。オレたちのゲバ棒使いスティーブはショッピングモールのアイスクリーム屋でスクープ(注:アイスをすくう金属のスプーン)を振るっているわけである。少年探偵団はそれぞれ仲良くやってるが、なんかこう成長するにつれてギクシャクしてくるよね、というあの年代特有の歯がゆい感じをにじませつつ、みんなそれぞれの進路やら生き方、恋愛などに多少(というかかなり)疑問を抱えながら日常を送っていた中、実は奴らは着実に魔の手を…的な話の始まりである。
一体何が面白いのか
もともとストレンジャーシングスは80’sポップカルチャー好きにはたまらない映画であったわけだけど、今回のシーズン3はオマージュが爆発しすぎてヤバい。ギリギリ過剰、いやもはや過剰なんじゃ無いかと言うぐらいにオマージュがぶち込まれ、いやこれ、オマージュじゃ無くてモロ出ちゃってるじゃんみたいなものまで出てくるので訳がわからない。要素も多すぎてとっちらかりそうになりがちなんだけど、いい塩梅にまとまってるのは監督(ちなみに監督はイケメンの双子である)の手腕なんだろう。
ネタバレ無い範囲で軽く紹介すると、敵役が完全にターミネーターなのだ。何を言ってるかわからないと思うが観たら一発でわかる。こんな役者よく見つけてきたな!と思うぐらい微妙に似てて全然似てない(もはや意味不明)俳優がバイクにまたがってトカレフ(なぜウィンチェスターM1887ではなくトカレフなのかは観て確認して欲しい)をぶっ放してるわけである。さらに、ターミネーターで頻出する足下だけのカットや壁をぶち破るアクションなど、ターミネーター好きにはたまらないアホ映画(いい意味で)になっている。
さらに、怪物は明らかにエイリアンである。あ、これ観たわみたいなエイリアン系シーンが出てきたり、体内から○○が○っちゃうところなんかモロなんだけど一応異世界の生物だから無理は無い。とにかく食いついて観てしまう。めっちゃ面白い。
いい加減ネタ切れなじゃないの?
異世界もので2シーズン走ってきたのでそろそろネタ切れかなぁ?と思ってたんだけどそんなことはない。訳のわからん完全に意味のわからない新要素をぶち込んできて、それがめちゃくちゃ面白いから困る。ストーリーが進むと、お前80年代のアメリカのクソ田舎のショッピングモールがそんなことになってるわけねーだろ!みたいな事実が判明していくわけだけど、何か知らんけど面白い。もはやここまでくると勢いであってそこに彼らがいる必然とかは全然無いわけである。もっというとその説明が適当にぶっ飛ばされてるので、なんでショッピングモールにAK持ったおじさんがいるのかとか、あれだけ大量の彼らがどうやってやってきたかみたいな野暮な説明は一切無い。80年代映画にありがちなむちゃくちゃな設定なのだ。
彼らの成長もまた
ゲースロもそうだったけど、登場人物がシーズンを追う毎に成長していくわけで、一応劇中の彼らも成長(時間が経過)していることになっており違和感は無い。逆にいつまでもD&Dじゃねーだろ的なくだりとか、彼ら自身も成長と戦っているわけである。とは言えお前らだけ成長しすぎだろってぐらいにウィルとマイクがデカくなってるのは多少気になるところではあるが…
あとポイントなのが、大抵こういうドラマに出てくるイライラ系の主役級キャラクターというのがこのシリーズにはいないのもポイント。いわゆるシーズン初頭のゲースロのサンサ・スタークであったり、スターウォーズ序盤のルーク・スカイウォーカーだったり、もっと言うとカツ・コバヤシとかアムロ・レイ的なものが出てこないのだ。まぁ話数が少ないのでイライラ系出してくるとイライラじゃなくなるまでを描かないといけないので時間が無かったとも言えるかもしれない。
めちゃくちゃな展開の果てに観たシーンは…
今回、要素が多い割にエピソードが8個しかないのでとにかく1話の展開が早い。どんどん話が進んで気づいたら全部見ちまってる。気づいたら終わってしまうわけだけど、とにかくいろんな映画の要素が鬼のように詰め込まれてるのでいちいち突っ込む暇が無い。そんな激しい展開の中迎えるクライマックスはどっかで観たことあるドリルマシーン状の何かでハリースタンパーがハリースタンパーしちゃう(一部改変)わけだけど、もはやアルマゲドンは80’sじゃねーだろって突っ込みとかどうでもよくて、おかげでめちゃくちゃなマッドシティだったホーキンスにも平和が戻ってくるわけである。あまりに一気に観ちゃったので勢い余って大量にあったメイキング映像まで全部見てしまったぐらいだ。
Netflixオリジナルでは間違いなくおすすめ
13の理由とかリバーデイルとかそこそこ面白いドラマが多いけど、ストレンジャーシングスはNetflixオリジナルのドラマの中ではぶっちぎりで面白いと思う。80年代ポップカルチャー映画が好きなら10,000倍楽しめるけど、別に知らなくても大丈夫。これは観とけって映画を挙げると見終わる前に脳死するかもしれないので、そこは割り切っちゃってストレンジャーシングスを見てみよう。でも強いて言うなら個人的にはグーニーズとターミネーターとエイリアン(これだけで必要なものだけ観ても10時間以上ある)はおすすめしときたい。それとReady Player Oneも見ておくとさらにGOOD。
一つ難点を言えば今回のシーズン3。とにかく字幕がヤバい。お前それそのままカタカナにするか!?みたいなのがそこそこ出てくるので萎えるわけだけど、それも含めた面白さなのかもしれない。と勘違いしちゃうぐらいにはそこそこやられているわけである。
とにかく面白いから今すぐNeflixを契約して欲しい!